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大山崎中学校吹奏楽部顧問
蒲田 英介さん
もちろんコンクールで良い結果を出すことも重要ですけど、
それ以上に、音楽を楽しいと感じてもらいたいと思うんです。


PROFILE
かばた・えいすけ   54歳
長岡京市滝ノ町在住
趣味:アウトドア
座右の銘:音楽は心から楽しむものだ

■質問に対する回答
(1)大山崎山荘美術館とそこから見える景色 (2)温かい人の心 
(3)同級生がたくさんいる、自分の地元と呼べる町 
(4)大学生活の4年間 (5)自分の目と耳で、物事をしっかり見極めて欲しい
 

 

楽器を持つと、みんな真剣な顔つきになります
 

  2年前に大山崎中学校に赴任すると同時に吹奏楽部の顧問になりました。顧問として、私が一番大切にしていることは、部員たちの主体性を尊重すること。例えば、練習メニューなんかも、部員たちが話し合って決めているんです。そうすることで、どんなにしんどい練習でも「自分たちで決めたことだから」と納得して、楽しんで取り組める。仲間同士の心のつながりも深まる。今では、部員たちの中に、仲間を思いやり、理解し合う心がしっかりと根付いていることが感じられて、何より嬉しく思っています。
  今までで一番印象に残っているのは、部員たちが、転任してきたばかりの私のことを温かく迎え入れてくれたこと。普通なら、よその学校から転任してきた先生に対して、最初はよそよそしかったりするものなんですが。今から思うと、最初にスッと部員たちの中に馴染むことができたおかげで、その後順調な活動を続けてこられたのかなとも思いますね。
  私自身は中学2年生からトロンボーンを始め、それ以来高校、大学と吹奏楽をやってきました。そして、今は音楽科の教師。ずっと音楽と共に生きてきましたが、吹奏楽の最大の魅力は、大人数で一つのものを作り上げることです。数十人という人間が一つになったときに感じる素晴らしさは、何ものにも代え難い感覚。少しでも多くの子どもたちにこの素晴らしさを伝えたいんですが、周りから見ると今の吹奏楽部は敷居が高いように感じられている部分があって…。誰でも気軽に入れる部であってほしいと思うので、この部分を改善することが今後の課題ですかね。

 
 
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