天王山での有害鳥獣対策に係るカメラでの調査を終了しました(令和6年4月11日掲載)

 本町では、イノシシ等の有害鳥獣による農作物への被害軽減を図るため、乙訓猟友会による天王山での有害鳥獣の捕獲事業(4月に猟銃による捕獲、9月~10月に檻による捕獲)を実施しております。

 令和4年度から有害鳥獣対策の一助とするため、KDDI株式会社から、赤外線センサーで自動撮影を行うカメラ5台を期間限定で無償貸与頂き、天王山でのイノシシ等の出没状況の把握を行うカメラ調査の実証実験及び生態系調査を実施しました。

 センサーカメラはこれまでに山中、住宅地付近の麓等に延べ10箇所以上に設置しました。


〇比較的天王山の西南側での撮影回数が多く、天王山一帯での生息域にはばらつきがあると推測される。
〇猟友会による罠をイノシシがある程度認識していると考えられる(罠を張った以降に檻に近づかない)。
〇忌避剤を混ぜた炭を獣道付近や目撃情報の多い麓付近に撒き、撮影したところ、散布以前よりも鳥獣撮影回数が減少したため、一定の効果があった。
〇イノシシ、シカ、イタチ、キツネ、アライグマ、野良イヌ、野良ネコ等、様々な獣種が撮影されたが、近年全国的に出没が多くなっているクマに関しては撮影実績がない。

撮影実績の一部

イノシシ(令和4年5月22日撮影:宝積寺付近)

イノシシ(令和4年5月22日撮影:宝積寺付近)

イノシシ(令和6年1月11日撮影:観音寺付近)

イノシシ(令和6年1月11日撮影:観音寺付近)

 カメラを活用した2年間の調査は以上の実績をあげ、令和5年度末をもって終了します。

 調査にあたりカメラを無償貸与いただいたKDDI株式会社様には感謝申し上げます。

 調査結果をこれからの有害鳥獣対策に活用していきます。

 

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更新日:2024年04月11日