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アサヒビール大山崎山荘美術館
事務次長
山城 淳一さん
「新しい文化を創る」という考えのもと、いろんな企画展を
積極的に開催しています。
これからも、お客さんを良い意味で驚かせていきたいですね。


PROFILE
(右)やましろ・じゅんいち   44歳
兵庫県西宮市在住
趣味:サイクリング
座右の銘:活私奉公

■質問に対する回答
(1)駅から天王山へ登る道 (2)千利休の茶室「待庵」 
(3)現代からタイムスリップしたかのようなのんびりした町 
(4)京都の人が、応仁の乱のことをつい最近起こったことのように話していたこと 
(5)相手の気持ちを理解する人になってほしい
 

 

美術作品だけでなく、建物の持つ魅力も楽しめます
 

  大山崎山荘美術館がオープンしたのは平成8年4月。私は、平成18年の7月にこちらに事務次長として赴任しました。最初に来たときは、恵まれた自然の中でゆったりと落ち着くことのできるところだな、という印象を持ちましたね。でも、実際はとても忙しい仕事でしたけど(笑)。
  この美術館は、周りの美しい自然と調和して建つ本館と、美術館オープンにあわせて建築家・安藤忠雄氏の設計で建てられた新館「地中の宝石箱」からなります。
  展示品の大きな柱は、昭和初期に興った「民藝運動」の作家である河井寛次郎や濱田庄司らの陶芸作品と、フランスの印象派・モネの「睡蓮」の連作ですね。
  この美術館の特徴は、「新しい文化を創る」という考えのもと、30~40代の若いアーティストの皆さんの作品を取り入れた企画展を開催しているところだと思います。古くからの芸術と新しい芸術の融合。新進の作家の皆さんにとっては、モネの作品と一緒に展示されるなんて、大きなチャレンジと感じられることでしょうね。
  私の仕事は、施設自体の総合的な管理と、お客さんからのご要望への対応が主ですが、今、もう一つやりがいを感じている仕事があります。それは、今年から発行し始めた「ニュースレター」の編集です。できるだけ多くの人にご覧いただければ嬉しいですね。
  これからも、地域に融和した美術館として皆さんに愛されていきたいです。

 
 
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