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竹の子文庫運営委員
上田 幸代さん
これからも、「まず大人が子どもの本を好きになること」を常に
心がけていきたいです。
地域文庫の運営を通じて、子育てのお手伝いをしていけたら嬉しいですね。


PROFILE
うえだ・さちよ   65歳
円明寺殿山在住
趣味:歴史探訪、読書
座右の銘:

■質問に対する回答
(1)天王山と三川合流 (2)交通が便利 (3)静かで小さい町 
(4)大山崎インタージャンクションができたこと (5)みんな仲良く、一人ひとりを大切に
 

 

竹の子文庫は地域のふれあいの場でもあります
 

 竹の子文庫は昭和49年に開設された地域文庫で、毎週水曜日の午後3時から4時半まで円明寺が丘自治会館で開いています。蔵書は、赤ちゃんから中学生を対象とした児童書がほとんど。発足当時は数百冊しかなく、府の図書館から長期貸出しを受けて蔵書を補っていた時期もあったそうですが、町や地域からの助成もあって、今では約3千300冊を数えるまでになりました。本当に感謝しています。
  私自身は、娘に本を好きになって欲しくて、娘と一緒に入会しました。ただ、娘は既に結婚してしまったので、今は私一人ですけどね(笑)。その後20年以上にわたって竹の子文庫の運営に携わってきましたが、「人が好き、本が好き、ボランティアがしたい」という3つの想いがあって、今まで続けることができましたね。何年も前の利用者が、道ですれ違ったときに「あっ、文庫のおばちゃん!」なんて声をかけてくれたりするのも嬉しいです。やってて良かったなぁと思う瞬間ですね。
  利用者は、1日40~50人ほど。多いときには1日200人ほどの時期もありましたので、今のこの人数は少し寂しいです。少子化や活字離れの問題が社会問題化していますが、何とか子どもたちに本を好きになって欲しいですね。3~5歳頃は脳の発達に重要な時期と言われています。ですから、この時期に本と出会うことにはとても大きな意味があるんですよ。
  竹の子文庫では、読み聞かせや紙芝居などを通じて、まずは「物語」を好きになってもらうような工夫をしています。子どもたちが本を好きになるための一つのきっかけとして、これからもどんどん利用してもらいたいですね。

 
 
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